P2.玉転がし.13「Texture Paint で塗りぬりしてみよう(Blender 2.80 テクスチャーペイント)」
床と壁に色を付けるのは実に簡単だった。で、玉にも色を付けたいと思うが、一色で塗ってしまうとせっかく回転している玉の、その回転が分かりづらいため面白くない。そこで Material の Base Color にちょっとした模様を加え、玉が回っていることが見て取れるようにしてみる。
Texture Paint までの道のり
模様を付ける具体的方法としては今回、Texture Paint(テクスチャーペイント) を利用する。手順としては
- 玉に Material を追加
- UV Map があるか確認
- Texture Paint モードへ
- プロパティエディタのツールセッティングで、テクスチャスロットの追加
- 塗る
と、ちと道のりは長いが一歩ずつ進んで行こう。
1. Material の追加
Texture Paint するにも、基本、マテリアルを付けておく。じゃないと仕上がりが真っ黒くろ助になってしまう。追加の仕方はもう余裕だろう。
❶ 普通に追加したオブジェクトにはマテリアルは付いてないので、新規に追加する。最初ここは [+ New] となっているはずなので、このボタンをクリックし、適当な名前を付けておく。同時にこの上にあるスロットも自動で追加される。(前やった通り。)
❷ ここをクリックするとカラーピッカーが開くので、適当にベースカラーを決める。
❸ ベースカラーをいじっても、玉に色が付かないって思ったら、シェーディングを確認。LookDev か Rendered に。
ここまでは、何の問題もない。前回の復習って感じだな。余裕。
2. UV Map の確認
ここがちょっと理解しづらいが、❶オブジェクトに模様を付けるには、❷オブジェクトの展開図が必要だということ。オブジェクトは立体3次元だろ、でもそれを展開したものは2次元だ。
❸この2次元の展開図のことを UV Map と言う。(UV と聞くと何か紫外線カット? と思ってしまうがそうではなく、これは「縦横」の意味。単に xy が縦横の意味ですでに使われているから、その上の2つ uv を取ってきただけのもの。) で、これに特定の模様を付けて、❹戻してやると立体の同じ位置に模様が付くっていう仕組み。
(1 になってる所って、そこ 6 じゃね? ま、いっか。)
だから、オブジェクトが UV Map を持ってないと模様を付けられないのだよ。ok?
ただ、普通にプリミティブなオブジェクトを追加している分には、Blender は勝手に UV Map も付けてくれているハズなので、安心してくれ。では確認しよう、ここだ。
Object Data(オブジェクトデータ)タブ > UV Maps に UVMap の表示がある。
もし無い場合は、ひと手間かかるので、ある事を前提に進めていく。(後で)
3. Texture Paint モード
確認出来たら、次。
❶ Object Mode から Texture Paint モードへ。
❷ 左クリックが何者かの部分、ドロー用になってるハズ。(筆の太さや強さなんかの設定が出来るが、詳しくは触れない。めんどい。)もしなってなかったら、ツールバーで Draw を選択する事。
❸ 玉たまは、スゲーまっピンクになってることを目視!
これで、マウス左クリックが塗りぬりモードになって、玉も塗られる覚悟が出来ている段階だ。だが、もう一段階踏むぞ。
4. プロパティエディタのツールセッティング
プロパティエディタ > ツールセッティングタブ、No textures となっているところの右の [+] ボタンをクリック。リストから Base Color を選択。
上図のような窓が開くから、[OK] ボタン押す。他は特にいじらないでイイ。
これはどういうことかと言うと、ベースカラーを基にした、大きさ 1024x1024 のテクスチャを用意しましたってこと。また、実際に模様を付けるのはこのテクスチャになるが。。。。
5. 塗る
3D Viewport の玉に直接筆で模様を付けられる。意外と楽しい。好きに塗ってくれ。
で、これで [▶ Play] すれば模様の付いた玉が出て来るハズなんだが、、、
例のまっピンクなんだなーこれが。おかしいなーーー。
???
直す
で、何か知らんけど、
❶ エディタを UV エディタ にする。
❷ 左の絵のアイコンをクリックして、さっき追加した「玉ペイント用テクスチャ」を選択する。
❸ Image > Save As... から
❹ 外部ファイル(画像ファイル)として保存すると
[▶ Play] で、ころころ出来るんだなー。
本日の確認
- Texture Paint までの道のりは長く険しい。
■ 次回、集めるくるくるを作っていこう。